事業において、売上は増減することが一般的です。また、前年比20%以上の売上増加を達成した事業者や、前年比50%以上も売上減少している事業者もいます。良い時もあれば悪い時もある、それが事業であると思います。
融資審査にあたり、売上の推移も確認はしますが、売上の推移だけで融資の可否は決まりません!
売上よりも利益(売上総利益、営業利益、経常利益、当期利益)を重視しています。
売上減少でも利益は増加している場合もあれば、売上増加でも利益は減少している場合もあります。もちろん、売上が横ばいで利益が増減している場合もあります。
融資審査に当たっては、当然ながら利益が増加傾向にある事業者が有利です。
売上が右肩下がりでも融資を受けることは十分に可能です。しかし、利益率の改善が求められます。
経常利益や当期利益は、補助金などの営業外収入を計上したり、固定資産売却益などの特別利益を計上すれば一時的には利益が多く計上されます。しかし、一過性の利益(損失)なので、金融機関はそこまでプラスに審査することはありません。
利益率の良い案件を選択・集中してこなしていく、販売価格を上げる、仕入価格を下げる、経費削減を進める、などを行うことにより、利益率改善が見込まれます。
しかし、無理な販売・仕入価格交渉や経費削減を進めてしまうと、いずれ事業継続が難しくなる場合もあります。
ほどほどに価格交渉や経費削減を進めなければならないのが事業の難しいところで、経営者の腕の見せ所でしょう。経営者は案外孤独なものかもしれません。そういった経営者をサポートするのが専門家です。第三者の意見は思ったよりも参考になることがよくあります。
もし融資申請や経営に悩まれているのでしたら、お気軽にご連絡ください!
「売上が右肩下がり…融資は可能ですか?」

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